【和田卓人氏特別講演】若手エンジニアに送る、"心構え"と"キャリア観" に行ってきた
サポーターズcolabの【和田卓人氏特別講演】若手エンジニアに送る、"心構え"と"キャリア観"
【和田卓人氏特別講演】若手エンジニアに送る、"心構え"と"キャリア観" - サポーターズCoLab
に行ってきたので公演のまとめ記事です。
以下のt_wada氏が以前リクルートテクノロジーズで公演した際の資料をもとに進んでいきました。
公演のベース
プログラマが知るべき97のこと 達人プログラマー に描かれていることがベースになっている プログラマが知るべき97のこと 18番の学び続ける姿勢をベース
達人プログラマー 常にあなたの知識ポートフォリオに投資すること
技術の学び方を学ぶ
四半期ごとに技術書をよむ
自分が良いと思った本の中に言及されている本を数珠繋ぎ的に読む
技術書はオーパーツ的に当然出るわけではない 過去方向へのリンクを意識する
railsがでてくる2004年 2003年のエリックデヴァンスのDDD
エリックデヴァンスのDDDはrailsの影響は受けていない
みたいな複眼視が我々に求められる
#### 手を動かして学ぶ
うまくできないから恥ずかしいとか
できるようになったらやりますとかは向きとしては逆さになっている
できるからやるではなくやるからできる
始めないとできない うまくなってからやる、っていうのは不可能
できることができると手を動かして、好きになっていって 周辺も学び始めて好きになるともっと好きになるとかのループが起こる
やろうと思った時が始め時である
TDDの本は https://speakerdeck.com/rtechkouhou/enziniatositekofalsexian-sheng-kifalsekorutameni-1?slide=24 の方法でやるとどんどん頭に入っていく
毎年最低一つの言語を学習する
毎年少なくとも一つの言語を隅から隅まで学習する
静的/動的とか 違うパラダイムの言語を学ぶ 回り回って日々のプログラミングにも活きる
でもそのときにいろいろ変えすぎると挫折する
rubyから行くなら動的型付け、オブジェクト指向どっちかを変える
だんだん自分の陣地が広がっていく 学びを連想して続けていくことができる
英語から情報を得る
量も質も英語のほうがいい
聞く、話す、書く、読める、と4つあるが、 読めるだけでもだいぶ変わる
長めのものを破綻せず読める
技術文章は文学作品にくらべれば全然読みやすい部類
アウトプットを行う
例として陶芸クラスの話がありました。
とある陶芸のクラスがある。 20人を10人ずつにわける。
1個のクラスは 質だけで評価する
1個のクラスは 量のみで評価する
出来の良い作品は量で評価するクラスからできた
なんどもなんども作って壊してでトライアルの回数を増やす
FBサイクル、試行の回数をどんどん増やす コードの行数ではなく回数の話
文章を書く。技術の文章でなくても良い フロー型メディアとストック型メディア ブログでもnoteでもいい
ゴミエントリ問題のt_wada氏の見解
ゴミエントリを批判する声に負けてはいけない
出来ていないのではという声に恐れてアウトプットをしないのは 一番よろしくない
大事な学習ループが回っていかない 自分のベストを尽くせばいい 世の中のベストかどうかは気にしなくていい
なにをアウトプットすべきか
うまくいかなかった度合い、 はまったポイント を書く
エラーログを割愛せずにそのまま貼る →恩送りみたいなもの
はまった状態をそのままログに残す はまったポイントをそのまま書くと同じはまりをした人の時間を消費しなくて済む
講演する →勉強会のまとめ記事でもよい
T字型ではなく複数の柱をもつ
プログラマーだとT型は危ない 折れてしまうとキャリアが終わる、それはキャリアがおわってしまう
10年たったら複数本あるといい
折れたとしてもいまの1本を運用しながらもう1本を建設していく
仕事の潮目
質問コーナーで Q. 「仕事をする環境を選ぶ(企業に所属する、フリーなど)際にどういう優先順位で決めて行ったか」
t_wada氏の答え
アジャイルに関するブランディングの前とあとで仕事の来方が変わった
日々の細かいアウトプットが結果的に潮目が変わった
SIerにいる時代はほぼアウトプットしなかった 普通に履歴書書いて・・・みたいな感じだった
アジャイルの世界にいってからアウトプットして変わった
日々の小さいアウトプットがブランディングとかキャリア形成とか柱につながっていって結果的に仕事が向こうからくるようになった
感想
t_wadaさんであっても「SIerのころはまったくアウトプットせずに、 細かくアウトプットを続けたら気づいたら向こうから仕事が来るようになった」とおっしゃっていたのが印象的でした。
どんなに小さくても継続的にアウトプット続ける重要性を説いていました。 私も継続的にアウトプットをしていきたいと感じました。